アヲイ報◆愚痴とか落語とか小説とか。

創作に許しを求める私の瓦斯抜きブログ

思ったこと

アヲイ、あだちしんご氏と九州を一周するの巻。

お互いに時間だけはたっぷりあるので、ちょっと何かしようと、私の軽自動車で九州一周をすることになった。二人ともそろそろいい年なので、まだ「若い」と言えるうちに大学生みたいなことをやっておこうという、ま、遊びだ。ドライブのでっかいやつ。秋で気…

はたらくということ。

何様 人間はおぎゃあと生まれてすぐはまるで何もできず、親の助けがなくては死んでしまう。その後は学校に通ったりしてひと通り成長するが、いざ社会に出るとなると、これまたどうしようもない。むろん、学生のうちにスポーツや芸術関係で頭角をあらわしてい…

実録|海に辿り着けなかった。

今日は天気がいいし仕事もあんまりやりたくないので、ちょっとドライブでもしようとお昼過ぎに家を出たのでした。無論、独りである。 これがそもそもの間違いだった。 行こうと思ったのは鹿児島県薩摩半島の南端、坊津。海がすっごく綺麗だ。丸木浜というと…

夏這う

七月が終わる。八月が来る。何回と繰り返された来たことだけれども、同じ夏は一つと無い。 去年の夏は記憶に無い。今年の夏は、ただ、暑い。来年の夏は、来るんだろう。 追いかける夏を過ごすのは、もう難しくなってきた。

実録|5.27羽田空港・大欠航祭を振り返る

きのう羽田空港のゴタゴタ※に巻き込まれ、私が乗ろうとしていた便は欠航、翌日の最終便に振替→延泊→勢いで浜松町午前二時→二日酔いで朦朧と空港ロビー(←いまココ)という顛末に相成った。記念に雑感を記しておこう。なにしろいつも日本の端っこにいるから、…

ダメと世間と、凡庸に対する私の悶え。

ここ一、二年、よく風邪を引くようになった。こないだまで二年にいっぺんくらいしか引かなかったのが、年に二度も三度も引いている。環境が変わったことと、寄る年波で肉体が衰えたことが重なり、ホントにダメになってきた。 ダメになってきたといえば、近頃…

アヲイ、あだちしんご氏と千住を呑み歩くの巻。

最近分かったことがある。それは 私って、酒が好きというより酒場街が好きなんだ ってことだ。 しばしば料理の世界で「器で食べる」みたいなことをいうが、言うなれば付加価値、それとおんなじで、家で独りで飲んでるよりは酒場街がいい。だからといってチェ…

無責任落語録(11)「真田小僧」

長編物語というのは、中身は小さなエピソードの集まりで、それらがいろいろな結びつき方をして、ひとつのまとまりになっているものなのじゃないかと思う。 人間の身体に例えるなら、脳みそ・心臓・肺・胃袋・肝臓などそれぞれ独立した機能を有した臓物が、血…

ひとつ、了見のこと。

昔、進んだ大学に文芸部も文芸同好会も無かったので、高校の同級生と二人で文芸同好会を設立した。といっても二人とも会の運営といった現実的な能力は皆無だった。とにかく人を集めようと、A4用紙四分の一サイズの勧誘ビラ作って大学のあちこちに張った。今…

ときどき私が「ヒマだろ」とあしらわれつつ地元でチョボチョボ働く理由。

ごくたまに、地元の映像制作のお仕事の手伝いをする。どっかの会社のコマーシャルや案内ビデオといった映像作品の、企画やナレーション原稿を制作するのだ。もともとそういう業界に長くいた。それで地元プロダクションの方が何かの拍子に私の存在を思い出し…

【備忘録】納税コメディ 無責任姉妹「漆田風奈、申告ス。」

<その1>必要なものは、何? 漆田琴香「さあ、確定申告の時期よ。あなたもなんだかんだで行政の世話になっているんだから、キチンと税金くらい納めなさい」漆田風奈「う、うるさいわねッ! アンタに言われなくてもちゃんと納めるよ!」琴香「ほう。じゃあ…

業。

続き物を執筆するのは実は生まれて初めてだ。 こんなに難しいことだとは思ってもみなかった。そもそも物を書く趣味を始めたのは、この世知辛い世の中で空想の世界だけでも生まれ変わりたかったからだ。いわば現実逃避である。それだから毎回必然的に新作を書…

本命とか義理という言葉は、競馬や任侠を予感させ、チョコっと苦い渡世だな。

世間はバレンタインデーというものらしい。 と、いかにも関心の無さそうな伝聞形で言っているが、実際は真っ直ぐ受け止められる勇気も実績も希望もないから目を逸らしているというのが、ホントのトコロである。 誰なんだよこういう日を決めたのは。 チョコレ…

私の右手に刻まれた非常識と長命の狭間に。

きのう、行きつけのカウンター居酒屋さんで一人で飲んでいて、何気なく自分の手の平を見たところ、しばらく見ないうちに随分手相が変化していて「おっ」と思い、見とれていた。 その様子を見たママが「あらどうしたの?」と言うから「いや~手相が変わってね…

寒さだとか自己だとか、ただひたすらクドい雑感。

冬だ。 寒いものだから全身を固くしてしまう。すると肩が凝り、背中が痛くなり、目が霞み、顎関節のタガがゆるむ。バラバラになりそうな身体を椅子に掛けさせ、無理して仕事をしようとする……が、身体がメンドいことから逃げたがって、気持ちがそぞろになり、…

生まれて初めて缶詰になった話。

先日、生まれて初めて缶詰になった。 何もアンチエイジング的な発想から、我が身の長期保存のために缶詰の具になろうと及んだわけではない。さる長編記事の執筆作業を請けた流れの中で、 おいきみ一気に書き上げないか。招待してあげるから と、依頼者からお…

謹賀新年|平成二十八年‐無責任歌会始

皆々様、新年あけましておめでとうございます。 お正月、フリーランスの仕事をしていて一番良いことは 「あー、明日から仕事だぁ……」(T_T) という憂鬱が無いことだ。拘束されないという喜び。この快感をうら若い現役世代のうちに体感することは、その他一切…

自分の2015年を振り返ってみる

今年も残すところあと三日です。 今年一年の我が身を振り返って思ったことを、備忘録的に記すことにします。だから以下個人的なことばかりなので、そういうのに面白みを感じない方は、ご面倒とは存じますが、ブラウザを閉じてくださいませ。 さて、2015年は …

無料キャンペーン開催、そして知る「主観」という呪い

クリスマスだ(どうでもいいけど)。 今日から三日間、無責任姉妹の第一巻の無料キャンペーンを行います。一巻で行うのは久しぶりだ。二巻は頻繁にやったりしていたけどね。いろいろあって、出来なかった。 それにしても、昔のアマゾン時間って、一日の始ま…

遅読と自己嫌悪のためのアリア

文章を書いている身でありながら、実はあまり読書をしていなかったり、非常に遅読だったりする。そのくせ意見を求められたりしたら「ああ、あれはああですよ」とか「これはああですからこうですな」なんて、勉強不足を棚に上げてホント恥知らずなんですよ。…

ご婦人方と、物書く人の孤独のはなし

純文学という言葉が黴臭くなって、サブカル的ジャンルがほとんどメインカルチャーになっている。 そんなこんにち。 「文学は地に堕ちたよ」「戦中くらいまでじゃないかしら」「今はもうグダグダね」「ロクに日本語も知らない奴が書いている」 何故だか、私の…

左翼ニートが異世界で電子書籍にチート鉄球

私(アヲイ)が入った大学には文芸部がありませんでした。それで大学二年の時、同志と共に文芸同好会を設立しました。それが私の小説を書くという営みの始まりです 。 かれこれ十ン年前の話である。古い教授に聞いたところ、その大学にもかつては文芸部があ…

責任論。

世の中の様々なところにひずみが生まれている気がする。 戦後、国体が変わり、舶来の民主主義が“日本教”の主軸に差し替えられた。元来きわめて原理主義的で、教義の根本をひと言で言い表すなら「言わずもがな(=空気を読もう)」の日本教。長い歴史で培われ…

読書。

多読も濫読も積ん読も称賛される世の中で、逆に一冊の本を徹底的に読み込むという経験も推奨されるべきだと思う。 だが、注意が必要だ。そもそも人は本からは自分の知っていることしか読み取ることができない。だから独りで一冊の本を繰り返し読んでも、独り…

読書歴。

ハマって読んでいた本を思い出すままに列挙する。 シャーロックホームズの冒険 コナンドイル 悪霊 ドストエフスキー カラマーゾフの兄弟 ドストエフスキー タイムマシン HGウェルズ 橋 カフカ 家畜人ヤプー 沼正三 ドグラマグラ 夢野久作 モロイ ベケット …

投稿。

小説の公募への挑戦は、15年位前にやったきりだ。 かつて私の周辺に、高踏主義を宣言し「公募なんてェのは、商業出版への迎合だ」みたいなことをのたまい、脇に落ちたという人がいたらワァワァ言ってけなしている人がいた。 そういう人は好きではないな。 何…

こだわり。

インターネット上にかくも小説創作者の世界が広がっているとは思ってもいなかった。電子書籍に投稿サイト。あとはよく分からない賑やかし。それぞれだけど、みんな好きなんだな。 *最初だから自己紹介をしようわたしは大学時代から小説の真似事をはじめた。…

  • アヲイの小説作品はアマゾンキンドルダイレクトパブリッシング(Amazon kindle Direct Publishing/KDP)にて電子書籍でお楽しみいただけます。
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