表題の通りです。
以下、近況を記します。
1)小説は書いていない。
小説は書いていない。ちょいちょい絵を描いている。が、ほんと、ちょいちょいだ。
2)銭湯の絵は描いていない。
「オンセンサンの世界」なる個展をやらせてもらったのは、私の人生において、まこと光栄でした。これをきっかけに、知り合いから「これこれこういうものを描いてみて」という話があって、お手伝いをしたが、結構大変で「温泉の絵はもう当分いいや」と。それっきり、サボっています。英気が養われれば、またそのうち描くでしょう。
展示会の顛末については、ブログを一記事書こうと思ったけど、時間が経ちすぎて、意欲が減退してしまった。内容のメモはあるんだけどね。
3)酒場通いが減った。
コロナ規制があんまり長く、居酒屋を訪れる習性そのものがなくなった。「こんなの本来のぼくぢゃない」と思って、よっこいしょとのれんをくぐれば、それなりに楽しく、おいしく、ここちよいのだけど、それこっきりで完結してしまう。「めでたしめでたし」になるのである。
習性がなくなったというより、体力がなくなってる、というのが大きいかも。ゼニもない。
4)読書
数はこなさないけど、ジャンル問わず常に何か読んでる。最近はこれが面白かった。
すごい作品に巡り合えた。東宝劇場は戦後GHQに接収されアーニー・パイル劇場と名を変える。そこに関わる人々の思いと生き様を通し終戦直後の日本に流れた憂愁を描く。取材・解釈さることながら物語として一級。戦後思想の端緒を知る鍵にも。
— 小林アヲイ (@IrresponSister) 2022年7月7日
幻の劇場 アーニー・パイル 斎藤憐https://t.co/dabChhN79t
5)何もしないばっかりで、じゃああんた、何してるの?
「なにもやってない」というのが一番正しい。まあ、それでも一日は24時間あるわけで、なにもしない時間が不可視な空白次元であることはない。
主に家で仕事をしていますよ。あと、最近は商売がヘタってきたので、販促殺法を研究している。すなわち、SEOである。WEBサイトでしか集客してないのでね。
ぼくは、どうもこう、夢を持つとか、物事に期待をするとか、そういう性向が生来的にない。世間じゃ「見返りを求める」というと打算的であんまりいい風に思われないものだが、実は見返りを求める人の方が、常に何か考えてて、人生に意義を見出すものです。欲得づくのほうが、人生彩りやすいのだ。その代わり、打算、つまり、取引というのは、いつも人と人の対面の関係から始まる。そこいくと、ぼくは、人や物事と関わったり、関わられたり、というのに、めんどくささを感じる。苦手だから躊躇もある。そんなわけで、一度底の方で淀むと誰かが攪拌してくれなきゃ浮かぶことができない。へいシェイク。
最近、元総理大臣の方が亡くなりました。別に支持をしていたわけでも、アンチだったわけでもないけど、ああいう格好で物事がおこると、ショックですね。びっくりしますね。最近ではこの事件がいちばん「ああ」と思いました。そんでね、ネットを消すと、あいもかわらぬくたびれた寝床がひろがってるってだけ。そんなとこ。
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以上、読み返しもせず。