アヲイ報◆愚痴とか落語とか小説とか。

創作に許しを求める私の瓦斯抜きブログ

個人出版の極致? Amazon POD 事始め(汗)

七ケタのKDP長者が次々と生まれる中、低い方にケタ違いの私は、このフン詰まり感を打破すべく、とある方法にうってでた。Amazon PODである。Print on demand の略なんだそうだ。英語はよく分からん。

POD、一体どういうシステムかというと……
著者はアマ様に書籍のPDFデータを登録する。するとKDP同様、アマゾンサイト内に著作のページができる。注文が入ると、アマ様が登録データを使って本を製作し、お客様にお届けする。お金が払われてから注文の冊数だけ作るので、事前の印刷費は要らないし、在庫も抱えない。その分割高にはなるが、現実に一冊の綴じられた本が商品としてこの世に誕生し、お客様の手元にわたるのである。
すごいじゃないか。
しかも登録無料である。

 

は私も、そんなのがあるという噂はだいぶ前に聞いていた。いまのところは.com のサービスで、.co.jp ではやっていないというのも聞いていた。ま、KDPや読み放題プランのように、近いうちにははじまるだろう  そんな風に思っていた。だがなんとなく待ちきれず、いろいろ調べてみたところ

日本にも代行してるところが会社があるじゃないの。

私はいつだって情報に疎い。

んでもって、手を出した。
先日、小林アヲイ名義第一弾「無責任姉妹1」の見本書籍が届いた。その仕上がりたるや、なかなか良い。

無責任姉妹は全部で4巻あって、今は全部をくっ付けた「超特盛マックスエディション」をKUでリリースしている(分冊は非KUで一応販売中:各方面からのリンク保持のため…ありがたいことです)。それなのに、なぜ敢えて1巻のみPOD化なのか。これはひとえに価格設定のためだ。この辺のことはまたいずれ、本が出てから述べたい。

なお、私がPOD屋さんとしてお世話になっているのは、以下の会社である。

open.nextpublishing.jp

 

Amazon PODに手を出してまだわずかだが、さっそくはずかしい失敗をいっぱいしている。お気軽KDPに長らく浸かっていたからか、無知や勘違いだらけで難航しまくり。
以下に私がびっくりしたPODうんちく3点を申し上げよう。

 

1)KDPとPODは違う

恥ずかしい話、この二つはおんなじようなものかと思っていた。というのも、しばしばアマゾンの著書のページでこんな風なのを見たからだ。

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私は早合点し、

なるほど、kindleに出してる作品をPODにしたら、きっとアマ様が気を利かして自動でリンクするのね。

ちょうど手元に手頃なKDP作品があったので、手始めにそのPOD版を出してみることにした(≠無責任姉妹。小林とは別名義)。しこしことPODデータを作り、見本を取り寄せて確認。いざやと申請開始のボタンを押す。

「いいの? ほんとにいいの?」

やけに確認してくる。ご丁寧なことですね~と注意を横目に申請ボタンを押した。
そう、いつもKDPで登録内容を変更するような気軽さで。

数日後、アマゾン内に当該PODの予約ページができた。
ページの詳細を見て  「あッ!」
新しいASINが付されている、つまりKDPでリリースしている作品とはまったく別個のものになっているのである。むろん、Kindleとのリンクはできていない

「そりゃ困るよ~」ってんで、あわててPOD屋さんのアカウントページに飛び、事態の改善を試みるが、全てのボタンが半透明(拒否状態)になっていて、何もできない。6/16現在予約状態だからかもしれないが……いきなりしくじった。

まあ、よく考えたら、そらそうだよなあ、と。
どこかにKDPのアカウント情報を入力した記憶はないし、それに第一POD屋さんが仲介に入っているのである。同じなわけがない。
注意書き(ユーザーガイド)はよく読まないといけませんね。


2)KDPのように簡単に変更できない。

上述のことも絡んでくるが、PODは一度リリースするとそう簡単に変更ができない。POD屋さんサイトによると有償だそうだ(私のPOD屋さんは5,000円としている)。原稿の変更にしろ、著作ページの内容紹介にしろ、まちがったら銭を出してなおさないといけない。間違ったのが悪いんだから、仕方ないね。

これもまあ、よくよく考えたら  つまり消費者目線・仲介業者目線で考えたら、そんなに頻繁に仕様変更される商品なんて、あっちゃならんことだ。特に価格は変わっちゃいけない。時代とともにじわじわ上がっていくのは仕方ないとしても、基本的には価格の安定が市場の安定を示し、消費者はその価値を信じて金を出すのである。

ぬるま湯のKDPライフで、私のその辺の感覚はすっかり麻痺していた。頻発する誤字脱字の修正は言うに及ばず、無料キャンペーンを乱発したり、売れないからと言って99円にしたり、逆にちょっと売れると250円超にしたり、まさにやりたい放題。市場の信頼あってこその商いだというのに。

PODは結婚や就職同様、永遠と心に決めてリリースすべし!


3)結局は「無料」ではない。

どこのPOD屋さんも「登録無料」を謳っている。たしかに無料でも出せることは出せる。だが、それだといろいろと制限がある。たとえば、ISBNが無い作品は著作ページの内容紹介欄で改行ができないし、カテゴリ登録もされず、非常にさむざむしいページができてしまうのだが、有償プログラムを利用してISBNを取得すれば、改行オッケー、カテゴリOK、「なか見!検索」がつく等、売る気満々になるのである。また、上述のkindleとのリンクもこのプログラムに含まれている。

2018/06/23追記:現在登録ページではkindleリンクの欄が設置されている。無償である。ありがたいことです。

正直、自分の作品を本気で売ろうと思ったら、有償プログラムを利用しないと土俵に上がれないかもしれない。

えー、完全無料じゃないの?……ぶっちゃけ最初はそう思った。それにしても「エブリシング・タダ」の感覚が世間に浸透して久しい。ネットのせいである。なんとか村みたいなものをはじめ、そういう風潮が蔓延している。だが、そもそも物というのはタダじゃないのだ。タダは、広告であり、節税であり、出す側にとっては常にコスト感覚なのである。

だいたい、全部タダだったらPOD屋さんはやっていけないじゃないか。

利用者も、多少の出資は腹をくくり、回収プランを立てて計画的にやっていくとか、ビジネスの覚悟で臨むべきである。実際そうじゃない人が多い。しょっぱい表紙でしょうもない小説をばらまき、いつも「売れん売れん」と文句ばかり呟いている人がいる(大ブーメラン)。

まあ、PODについていまのところ書けるのは、こんなとこだろうか。
この記事はいうなれば「立志編」みたいなものである。
正直、付け焼刃の知識で間違いも多いかもしれない。随時修正していきます。すみません。

そのうち、売り出された後を記事にできたらいいと思う。
そのときは「何編」になるかなあ。

重版編か、飛躍編か。あるいは失意編、没落編……。

学園コメディ無責任姉妹: 超特盛マックスエディション

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