最近あったことで、ちょっと「どうかしら」と思ったことを、ここに愚痴めいて書きちらし、気晴らししよう。
他人の愚痴というのは、瘴気のようなもので、もしかしたら読んでるあなたの気を害するかもしれない。
が、まあ、大したことは無かろうよ。
愚痴を言いたいのは、某クラウドソーシングで連絡をもらった某会社のことだよ。
この夏、本当に仕事が無くって、干からびそうになっていたので、藁をもすがる思いでクラウドソーシングに登録した。
それはココナラとかランサーズのような「個人の技」を売買するところではなく、「個人そのもの」をとりあつかう、アウトソーシングというよりも求人のようなサービスだった。
求人側は「求ム文章書き」のような感じで募集している。雇われたい側は「私は文章がものせるよ」のような感じでアッピールする。そういうマッチングなのである。
ぼくはライター関連で登録し、「あわよくば雇ってくれてもいいよ」という感じで出していた。
そしたらまもなく、あるITコンサル系会社(Aとしておく)からメッセージが来た。
あなたに興味があるからZoomで面接したいという。
ぜひおねがいしますと答えて、Zoom面接を受けた。
面接というのは23年ぶりくらいでしたね。
Zoomとは言え、スーツ着ました。
相手は自称「その会社の幹部」で、20代とのことだった。若い兄ちゃんだった。
その会社の社長さんも20代で、ぶっちゃけその時点で「大丈夫かよここは」と思った。
いや、若さだけで不安視したんではない。
その会社はITコンサル系を謳っていながら、WEBは「今風かつ中身スッカラカン」で、SNSはFFも投稿も少なく、若社長が顔出ししているYouTubeは全然閲覧数が回っていなかった。
面接のお兄さんは「社長は技術よりハートを求めている」と言った。
そうですかと言いつつ、内心、ありがちだなあ、と。
だけど、人間50前後で再就職しようと思うと、その言葉は結構ありがたく聞こえるものだ。
なんとなれば、このロートルに誇れる技術なんてものは何も無い。デジタルにしても、せいぜいついていけてるくらいのもので、応用力のある即戦力にはならん。
もうほんとに、ハートだけですよ。買ってもらえるとすれば。
30分くらい話したかしら。
おって結果をお伝えします、と、ZOOMは終わった。
久しぶりに人と物をしゃべってすごく疲れた。
それから5日くらい音沙汰ナシで、ぼく自身面接を受けたことを忘れていたくらいだったのだけど、不意にこんな感じのメッセージが来た。
あなたは採用されました。いまあなたに適したライター業務が無いので、発生したら連絡をします。ついては、Chatworkの社長アカと弊社のLINEアカウントを友達登録して、仕事を待ってください。云々
(上記は原文のままではない。あくまで「感じ」である)
おお、やったぁ。
と思うじゃない?
でもふたつばかり引っ掛かった。
① すぐ仕事はないのかい
クラウドには「急募」みたいな感じで出してたくせに、すぐにないとは何だ。
② なんでツール2つも登録せにゃならんのか
Chatworkの方は社長との、LINEは仕事斡旋のためのもの、ということだった。
とにかくツールに登録しろというので、やっといた。
登録するだけならタダだし、LINEも別に重要な情報は載せてないし、Chatworkに関しては使ったことが無かった。
Chatworkの社長アカは、名前んところに「いそがしくてほぼ出れません」みたいなことが書いてあった。
とりあえず「採用ありがとうございます。よろしくお願いします」と。
LINEの方も登録して「よろしく云々」と書いといた。
で、それっきり、1か月間、なんにもない。
その社長とやらからも、ひとことの返事もない。
LINEもだ。
ぼくに合う仕事がないのかもしれないのは、百歩譲って想像がつくけど、挨拶にひと言も返さないのは人としていかがなものか、こんな手合いとは仕事はできんなと思った。
全く馬鹿馬鹿しくて、どっちのツールもブロックして縁を切った次第である。
以上、こんだけのことである。
あれ、いったいなんだったんだろう?
彼ら、なんのためにやってるんだろう?
ChatworkやLINEの登録者を増やしたいだけなのだろうか? だとすると、わざわざ人を使って面接までやるもんかね?
ぼくの想像もつかないようなITコンサル会社のSEO的裏技の肥やしにされてたのだろうか?
それともほんとに「お前に合う仕事ないよ」だったのか。
うーむ。分からん。
愚痴にもならんことだが、胸に引っ掛かっていたので、吐き出してみた。
ちなみに、今日また新たな面接の案内が来ている。ヒマなので受けてみることにしたぼく。結末やいかに?
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同人時代より「誠実な人々」の活写を問い続けた小林アヲイによる短編集。表題作『受給家族』をはじめ、二〇一二年から二〇二五年に公開された作品5つを掲載した。
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新たに書き起こしたものはひとつもありません。
ぶっちゃけ地元文学賞落選作供養本です。よく考えたら、これらの作品を紙に刷ったことがなかったな……。


