演芸本を集めている関係で……
しくじった。Amazonで2冊買ってしまった。商品ページに「前に買いました」が表示されていなかった。古い本で版が違ったりするとそういうことがあるような気はしていた。しかし、あらためて商品ページを見ると『購入回数 2回』となってやがる。そんなの後だしじゃんけんだ。
同じ本を買ったのは、届いて目次を開くまで気付かなかった。ふつうの書店だったら、買う前に中をパラッとめくってみたりして、気付いたかもしれない。ネットならではのしくじりである。
1冊目を買ったのは1年ちょい前。そんな最近のことすら覚えていない自分の物忘れにあきれる。もっとも、この本が読みたくて買ったのなら覚えていたかもしれないが、ある本を書くにあたって資料として集めたものだったから、意識の中にそれほど残っていなかったのだろう。と、自己弁護。
この本、かなり面白かったのを覚えている。
落語以外にも戦後演芸全般について書かれている。戦中戦後の人々の手による演芸評論にはそう言ったものが多い。彼らの目には、実に鮮やかに当時の舞台や藝が焼き付いている。感心する。
ぼくにそんなものあるかな。現代にそんなものあるかな。
あれ? 本の内容についてほとんど触れてないなw