アヲイ報◆愚痴とか落語とか小説とか。

創作に許しを求める私の瓦斯抜きブログ

超「腸」論。

進化論の本を紐解いて私なりに考えますと、生き物の祖先はみんな虫けらで、陸の上を這って歩く生命の基本的な構造というのは、食う孔と出す孔のついた一本の管みたいなものだろうと思うのです。ざっくりいうと、腸のぶつ切りが生きている  ミミズみたいなのがまさに原初のイメージなのであります。

その管めが、長い年月でいろいろ便宜を重ねて、消化液の出る袋だの、解毒液をためとく袋だのをくっつけ、さらに、捕食しやすいアームとか捕食されないためのなにやらがオプションで付属されてった。やがてそのうち、くっつく物が増えすぎたので、それを別処で一括管理するために、脳みそができた……のだと思う。

しばしば「腸は脳と関係なく動いてる」と言う。たしかに、上のように考えると、臓物史においては腸の方が脳よかずっと先輩で、脳を雑務全般を取り仕切る事務長的なお役目とすると、腸は代表取締役であり、腸の旦那は脳の束縛とは別に行動する権利も能力もあるというものだろう。

そういうわけだから、腸具合が悪い時、脳が文句を垂れて「俺の腸はケチだ。物惜しみして排泄をさぼってやがる」「ガスばかり溜めこんで増長(膨張)しとる」などと言うのは、まったくけしからん脳の思い上がりであって、腸は腸で思うところがあって生命の奥義を発動して蠕動を休んだり自律神経に反したりしているのかもしれない。それが経営者主観、トップマネジメントというものじゃなかろうか。

われわれは脳を駆使して意識的に生きようと努めるけど、本当は永遠に腸の手下で、腸に愛想を尽かれたら死んだも同然なのである。

 

グリーンボーイ・アッパータイム

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