年末である。それにしても、これほどまで何の感慨も無い年末感を覚えているのは、私だけではないのではなかろうか。外を歩いても、人に会っても、さっぱりである。商店のデコレーションはそう華美ではないし、忘年会の噂も少なかった気がする。今年は年末年始に休む店も多いそうだ。だいたい、クリスマスがハロウィンに逆転されてたあたりで「こいつは何かヘンだぞ」と思ったものだ。
思うに、人々はもう先を見つめているのかもしれない。そのくらい、こっから先にはいろんなことが待ち受けている。たとえば年号が変わるし、オリンピックもそう遠くない。消費税だってあがるよこれは。そんなこんなを考え合わせると、目先の年末年始など、大した行事に感じられなくなっている……と思ったり思わなかったり。平成最後の年末は、どこかさびしい佇まいだ。
ま、兎にも角にも今年は終わる。
今年の小林アヲイも、平々凡々、多くの方々の栄達昇進を見送ってばかりの一年となりました。以下に怠惰な一年を懺悔します。個人的なことばかりなので、興味の無い方は、ご面倒とは存じますが、ブラウザを閉じておやすみなさい。
- フリーランス稼業4年目。あんだけ毎日ビクビクしていたのが、いまや気が緩みまくっている。慣れって怖い。そしてなお悪いのは、先々の不安を「先のこと、先のこと」と、何だかどうでもよくなってきていることである。
- 事業はガクンとへこんだ。とにかく年中通してヒマ。妻子持ちなら廃業必至である。尚、11月後半から急にラッシュがきて、今もヒーコラしているが、数値は全然追いつかず。おかげで来年、きっと税金安いよ。
- ヒマだったのでAmazonPODに手を出した。面倒なだけで、実際はそうたいしたことじゃない。またこの売れないこと。別名義含め全5冊。
- 作者: 小林アヲイ
- 出版社/メーカー: NextPublishing Authors Press
- 発売日: 2018/07/31
- メディア: オンデマンド (ペーパーバック)
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- ヒマだったので小林アヲイ事務所のWEBサイトを作った。
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KDPは二作上梓した。8/18に「移民対AI-日本残飯株式会社」、9/4に「短編集|グリーンボーイアッパータイム」。前者は4月くらいに書きはじめたが、難しくて全然進まなかった。で、1巻に切って強引にリリース。後者は過去作をまとめたもので「思い立って即日仕上げ」である。
- 作者: 小林アヲイ
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数年ぶりに小説の投稿をおこなった。2月に書き出して6月に書き終えたものを、時間をおいて推敲し、12/21にポストにぶちこんだ。内容は「日本残飯云々」の対になる話で、あっちが大俯瞰ならこっちは庶民視線といったところ。来年春くらいにKDPかエブリスタに吐き出す予定である。
- とにかく太った。
- 結婚はしなかった。それどころか、恋もせず、愛しもせず愛されもせず。
- 今年もツイッターで多くの方とお知り合いになれた。感謝です。
ええと、毎年ここでその年に読んだKDP本をリストアップするんですけど、今年は全然読めてません。読んでる途中や、ダウンロードしたっきりというのばかりです。だからやめときますね。
ちなみに今年読んだ紙の書籍の中でベストオブ俺なのは、こちらです。
- 作者: リックフレアー,キース・エリオットグリーンバーグ,Ric Flair
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趣味丸出しです。でもね、これはもう単なる自伝というより、立派なドキュメンタリーです。商売柄、人の自伝を扱ったりするんですが、これは素晴らしい模範ですね。
そういえば、今年はSNSやブログで精力的にKDP本の紹介をしている方がちらほらあり、中には私のものを取り上げてくださった方もいらっしゃいました。ありがとうございます。大々感謝です。お返し読みもままならず、読めても書評する言葉をもたない小林めをお許しください。
昔、広告業に携わっていた時に、何かを広める時は次の三人が要る、みたいなのを聞いたことがあります。
- 面白いことに気付き、新しい意見を述べる人
- 新しい物が好きで、それを身にまとう(周囲に知らせる)人
- 流行が好きで、知ったことを生活化する人
123の順に人数が多くなっていき、流行もこの流れに沿う。んで、一般的なものになっていくわけですね。セルフパブリッシングの世界では、目下12の人が増えつつあるんだと思います。昔からあった動きかもしれないけど、特に顕著な感じがしました。
今年の正月三日ごろ、初夢で「うなじから白竜の尾が伸びる」というのを見た。縁起物かと思ったが、なんにもなかった。けど逆に悪いこともなかったので、夢なんて所詮夢かと。
来年のことは、白紙です。いつも白紙だけど、年末に接し、これほどまで先行きに虚無を覚えたことは、いまだかつてなかった気がする。去年までは、まだもうちょっと「新しいことでも…」と萌えいずるような気持ちがあったんだが。
まあ、今の状態が、ある意味もっとも冷静な視点で来年に向き合っているのでしょう。
気になるといえば投稿だが、もう出してしまったものを、いまさら何もできない。ここはやはり「来年は、ほにゃららをするんだ!」と能動的・積極的でありたいものです。
しかしホントに何も無いな。あと数日あるから考えよう。
なにかこう、新しい趣味を見つけたい。
去年は「温泉」を見つけた。
来年は…運まかせ>_<
それではみなさん、良いお年を。
- 作者: 小林アヲイ
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▲甥姪に会ったら強制徴収されるアレがあります。乞、御援助。