ヒマなので個人的などんぶりものランキングを発表する。
唐突な記事展開で、我ながら馬鹿馬鹿しいし、こんな主観的なことをやっていったい誰が得をするのかもわからない。
でも、ドンブリ食べたことがないという人はいないと思うので、コミュニケーションのきっかけというか……少なくとも共通認識の保てる範囲で成立する話題ではあるだろう。つまり私は読者様とのコミュニケーションありきでこのブログを展開しているというわけだ。けなげでしょ?
政治とか宗教とかそういうことをテーマにとりあげてワアワアやるのもいいけど、疲れるしね。
食い物の話は健全だよ。
では5位から発表。
5位 麻婆丼
4位 天丼
3位 かつ丼
2位 うな丼
【5位から2位までの選評】
5位は中華風対決となった。エントリーは麻婆丼、あんかけ中華丼・天津飯・ふかひれ丼など。白米との相性で麻婆丼が勝利。
伝統の「天・かつ」対決はかつ丼に軍配。かつ丼はイマジネーションのプロセスにボリュームとジューシーの想起が円滑だが、天丼の場合ひと口に「テンドン」と言っても、エビ重視なのか野菜重視なのか統一見解がない。またそれぞれを考察するに、エビ重視だと淡白すぎ、野菜重視だと花が無い。ちょうどの配合(天丼の黄金律)というものがきっと存在するのだろうけれど、そんなのを考えるのはもうめんどくさいので、分かりやすさでかつ丼の勝ちとした。
2位はまさかのうな丼。「あなたの大好物は何ですか」と尋ねられたらコンマ一秒空けずに「ウナギ」と答えられるほどウナギ好きな私だが、どんぶりとなると一概に一位とはならない。どんぶり料理はご存知のように白米・具材・汁の三者が混然一体となってシナジーを生み出す料理。基本的に米は油と相性がいいが、もちろん脂っこすぎてもいけない。そういう意味で、脂っこすぎるウナギが一位から陥落してしまった。だが、おごられて嬉しいどんぶりランキングをやったら間違いなく一位だろう。値段的に。
そして……映えある一位は
1位 親子丼
【選評】
具材としては別段高価でもない鶏肉と卵。具材の卵は半熟なれば出汁ととけあって汁気のシンフォニーを生む。盛り付けた後のあさつきの緑は、この料理が最も映える。それらの妙が親子で形成されているという絆の味。
ちなみに私は店で食べたのよりファミリーマートの親子丼が美味しかったと記憶している。レンジで温めてなお表現されるあの卵のとろみは……熱しても固まらない卵の技術がそれを実現しているのだろうけど、何か混ぜられていると思うとちょっと怖い気もする。
ちなみに…
審査員特別賞:ソースかつ丼
【選評】
キャベツとソースの絡み合いと薄目に揚げたかつの食感。B級テイストらしいハードパンチが食欲を満たす。
でも、ソースかつ丼を丼道のど真ん中に立たせるのは、ソースかつ丼のプライドを傷つけやしないか? 彼には彼の居場所があるだろう。そしてそれは丼道の真ん中ではなく、横丁や裏筋なのではなかろうか?
そういう意味で、選外としつつ特別賞を贈呈。
まあ、そんなところだ。
以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました!