アヲイ報◆愚痴とか落語とか小説とか。

創作に許しを求める私の瓦斯抜きブログ

東京オリンピック2020が閉会しました。

リンピックが終わりました。なんだかえらいゴタゴタしてはじまって、終わってみたらあっけないなあ、と。何年も前からわあわあ騒いでやったわりに、この虚しい感じは何だろう。祭りのあと、遠足のあと、運動会のあと……夏の終わりのような心持ち。終わってしまえばみんな虚しゅうなりますね。あした紅顔ゆうべ白骨ですよ。

オリンピックは四年に一度世界のどっかでやっていて、ニュースで知る分には競技結果の話題ばかり聞こえてきたもんですが、自国となると裾野というか、周辺というか、それ以外の話題もかなり聞こえてきました。たとえば、随分な数の食べ物が廃棄されたという話。いままでの五輪のニュースでこういう話を聞いたことはなかったけど、実はよその国でもあんまり変わりませんというようなことはないのだろうか。逆にメシが足りなくて騒動が起きた、とかないのだろうか。東京湾の水が汚いだの、日中気温が高すぎるだの、そういうのも取りざたされたけど、今回だけ特有な話題だったのだろうか。よその海は汚くないのか、暑さ寒さ湿度、どうなのか。まあ、みんな同じ状況でやるんだから、あまりいろいろ言ってもアレですね。

 

ガンダの人が来日したのに出れなくなって、ナゴヤ目指して遁走したというのがありました。ルール違反も甚だしいけど、心のどこかでどこまで逃げ切れるかオリンピック以上に手に汗握った人はゼロではありますまい。うまくやったのは欧州最後の独裁国家の女性です。見事に亡命に成功しました。一瞬だけ暮田ちゃん並みの世界のヒロインにのぼりつめたんじゃなかろうか。あ、表彰台で腕でバッテンをやった女性がいた。あと、ぼく視ていないけど、男子マラソンの最後で難民選手同士が友情寸劇的なパフォーマンスを演じたという。

 こういったハプニングとも何とも知れないことがあったと聞くと、しみじみ思いますね。オリンピックは世界の平和の祭典だという。しかしそんな呑気なことを言っているのは豊かな数か国にかぎったことで、それ以外の貧しくて政情不安定な国の人々にとっては、世界の人々に自国の惨劇・現状を知ってもらうためのまたとないチャンスです。政治利用はいかんよといっても、そうはいっていられない人や国家が世の中にどれだけいるかっちゅうことです。
 冬のオリンピックであんまりこういう話は聞きませんね。思うに冬のスポーツはお金がかかります。やばめの貧しい国には選手がおらず、それで出てこれないのではないかな。あと、やばめの国は熱いところに多いような気がするし。

 

ーブスペクター氏のブラックジョークがさえわたり、途中からちょっとひかれているようなところがありました。パラリンピックでも彼は快刀乱麻で呟くのか、パラならではのタブーに切り込むのか……。

 じゃあみなさん、不要不急の外出はあきらめて、お盆は電子書籍で屈託のない小説を読んでお過ごしください。

 

2021年の暑中見舞いを申し上げます

 

いですね。

 
最高気温39℃出たところがあるとか。こりゃあもう熱中症というか自然発火しちゃいそうなレベルです。

あなた、無理はいけませんよ。身体を鍛え上げているオリンピックアスリートですら、熱いってんで競技時間を変更してもらうくらいなんだから、一般人の私たちがグウの音をあげるのは何も不思議じゃない。恥ずかしいことじゃない、悪いことじゃないから、水ぅ飲め、帽子かぶれ、日陰に走れ。エアコンをけちるな。命を守る行動をしてください。

 

最近は命の差し迫りを感じることが多い。暑さしかり。ウイルスしかり。集中豪雨しかり。大水とかがけくずれとかありますからね。あなた、身体ァ大事にしてくださいよ。

 

夏はまだ入り口。出口まで生き抜いてください。

水分と、塩分と、あと自分へのごほうびを、ためらっちゃいけません。自分を許したり自分に施したりすることにケチになっちゃいけません。毎晩寝る前に「きょうはぼく(わたし)、よくやったよ」と、ウソでもいいから自分に言ってごらんなさい。なにかこう、脳がだまされて、いい気になって、あしたもがんばれちゃうから。

それでもだめだったら、肉ぅ食いなさい。肉はいいよ。栄養がある。元気になる。あと、ほかの生き物を捕食したっつうことであなたの身体が「勝利した!」と勘違いし、細胞レベルで優越感に浸る。

 

毎日真剣に生きてると疲れちゃうから、六割くらいの感じでやんなさいよ。きつければ四割でもいい。あんたひとりがちょっとさぼったぐらいで人類の繁栄はかたむきゃせんから。やれる範囲でだいたいで。それで寝る前に「よくやった」と。それ以上なにがあるっちゅうのさ。

 

ではみなさん、一度しかない2021年令和三年の夏を、健やかにお過ごしください。

 

読み放談|色川武大「寄席放浪記」を読む。

 

演芸本を集めている関係で……

 

くじった。Amazonで2冊買ってしまった。商品ページに「前に買いました」が表示されていなかった。古い本で版が違ったりするとそういうことがあるような気はしていた。しかし、あらためて商品ページを見ると『購入回数 2回』となってやがる。そんなの後だしじゃんけんだ。


同じ本を買ったのは、届いて目次を開くまで気付かなかった。ふつうの書店だったら、買う前に中をパラッとめくってみたりして、気付いたかもしれない。ネットならではのしくじりである。


1冊目を買ったのは1年ちょい前。そんな最近のことすら覚えていない自分の物忘れにあきれる。もっとも、この本が読みたくて買ったのなら覚えていたかもしれないが、ある本を書くにあたって資料として集めたものだったから、意識の中にそれほど残っていなかったのだろう。と、自己弁護。


この本、かなり面白かったのを覚えている。
落語以外にも戦後演芸全般について書かれている。戦中戦後の人々の手による演芸評論にはそう言ったものが多い。彼らの目には、実に鮮やかに当時の舞台や藝が焼き付いている。感心する。
ぼくにそんなものあるかな。現代にそんなものあるかな。

 

あれ? 本の内容についてほとんど触れてないなw

 

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