アヲイ報◆愚痴とか落語とか小説とか。

創作に許しを求める私の瓦斯抜きブログ

「遅いが勝ち」「うさぎとかめ」の確定申告

 

定申告は年に一度のことである。
時期が近づいて領収書をまとめ、帳簿を付け、そんでもって申告の書類をつくっていくわけだが、毎回やりながら

「あ、こういうことか」
「なるほど、そうやるのか」
「これはこういう勘定項目か」

と学びがある。

でも年に一度のことなので、学んだことも、一年経てば忘れてしまう。
翌年を迎えれば、申告の時期にまたしても

「あ、こういうことか」
「なるほど、そうやるのか」
「これはこういう勘定項目か」
「……って、これ去年も思ったことじゃん!」

毎年しょっぱいことの繰り返しになっている。

アホである。
全くアホである。
が、仕方が無い。

個人事業をやる前から自分がアホなことは分かっていたので、いまさら「アホである」というのは何の言い訳にもならないのである。

 

は意外に律義&せっかちなところがあって、例年、確定申告の期日がはじまると、開始から少なくとも4,5日以内にえいやっと提出し満足していた。日本の学校で教育を受けたからには「かけっこでも宿題でも何事もはやいことはいいことだ」と教えられているので、なんだかそれだけで褒められてもいいはずだと勘違いしているのである。

だが、実は世の中には、時間をたっぷり使い、ギリギリまで考えをめぐらし、意を及ぼし、準備万端整えておこのうのがよいことがザラにある。むしろそっちの方が結果として良いケースが多いくらいだ。

私は今年の確定申告で、そのことを実感したのだった。

 

承知の通り、今年は申告期間が、新型コロナウィルスのために、後ろにびろんと一か月も延びた。私は、ちょっと忙しかったのと、かつまた、例年のおのれのアホさ加減にうんざりしていたこともあり

「伸びたんなら伸びたなりに遅れて出すべえ」

と、最終日に持ち込むべく、帳票までやってあとは放置。帳票付けにあたり、今年も例年通りおのれの「アホ」さ加減は堪能したので、しばらく休憩することにした。

、ここで意外な気付きを得た。

私のまわりの個人事業主ども、すなわち確定申告仲間らが、十二支の競走のようにひとりまたひとりSNSに「済ませた!」みたいなことを載っけだした。
「ホウホウ、みんなはやいわね…」
わたしは例年、誰よりも先に申告を済ましていたので、あとからやる人に何かを問うことは無かった。だが、今年は後出しを決め込んでいるので、先に済ました人に「どうだった?」「大変だった?」と尋ねてみる機会がうまれた。

すると、いろいろな回答があった。

「あれをああしておけばよかった('A`)」
「こういう風にすればよかった('A`)」
「これは〇〇〇〇しておけばなぁ('A`)」

おお、なるほど!

私はいたく感激した。
みなの口から溢れ出たのは軒並み後悔で、なおかつ、私が自分の脳みそと検索能力を駆使しても絶対思いつかないような、有益な申告ノウハウの数々だった。中には「税理士さんに教えてもらった」というやり方を惜しげもなく教えてくれる人もいた。

おかげで私は、彼らから聞きだした情報をもとに、自分の申告書類をつくりなおす機会を得た。仲間らの後悔を糧に、よりより申告を行うことができたというわけである。

「あー、急いで出さずにおいてよかったw」

 

本には、いろんなコトワザがある。

急いては事を仕損じる。
残り物に福がある。
真打は最後に上がる。

あるいは

善は急げ。
思い立ったが吉日。
先んずれば人を制す。

いろんなことが言われるけど、とにかく、今年は確定申告期間が延びたおかげで、なにかこう、賢い生き方、というのをちょっと学べた気がした。

 

…と、これもまた来年学びなおすのだろうか?

いや、コロナはもう終わっててほしい。

ブレイブガールスープレックス

ブレイブガールスープレックス

郵便料金が上がったと知らず切手が2円足りなかった話。

ある会社に請求書を送るにあたり、去年の10月に郵便料金が値上げになったと知らず、封筒一本84円のところを82円切手で出してしまった。世間知らずでお恥ずかしい限りだ。普段郵便全然使わないからねえ。投函翌日、街角の「郵便料金が変わります」というポスターを見て「わー」と思った。

足りないとどうなるのかなと思って日本郵便のWEBサイトにアクセスしたら、いろいろごぢゃごぢゃ書いてあって、つまるところ「相手方に失礼にあたる」と明記されている。この「失礼」という文言が心にドシンときて、ぼくはもう、よよと崩れた。


付先がぼくの住まいと同じ市の、知ってる人の会社(持っていってもいいくらい)だったので、すぐにLINEで「ごめんなさい、足りないです」と伝えた。すぐ返事が来て「届いてないよ」というので、自分ちの郵便受けをみたら、返送されていた。「足りないよ」という紙を貼られて。

f:id:awoii:20200318162741j:plain

ごめんよ…>_<

筒に貼られた82円切手は消印を突かれていないので、切手を2円足せば出せるわけだけど、それにしても、いろいろ考えた。

結論「郵便屋さんに迷惑をかけたなあ」

 

だって、結局その封筒は、ぼくが投函した近所のポストから管内の中央郵便局に集められ、「なんだよ足らんじゃん」と仕分けられ、封の裏に小さく書かれた差出人の家へ返送された。これは労力的にはほぼ配達と一緒である。*1

その後ぼくは返送された封筒を片手に郵便局に行く。で、カウンタの人に「足りないんで2円貼って送ってください」というと、局員は貼ってくれて「2円です」といって、ぼくは2円払う。その時レシートをもらうことになるんだけど、これだって紙代・インク代・電気代が掛かってるし、それに、2円を請求する局員の分給というか秒給というか……全部計算したら到底2円じゃ足らないだろう。

このひとたちは、まるっきり損ばかりしている。
ほんと申し訳ないことをした。
ごめんなさい。

でもまあ、郵便料金を値上げしたら、こんなもんぼくに限らず仰山いるとおもう。
注意しましょうね。

*1:いつも思う:送り先と差出人を逆に書いたら、意図したところにasdfghjkl

「このセルフパブリッシングがすごい!2020年版」が発売されました。

今年も「このセルパブがすごい!」がリリースされました。
関係各位には深甚なる敬意を表します。
お疲れ様でした。

おそまつなものですが動画をつくらせていただきました。「このセルパブ」がたくさんのひとの手に届く一助になればと、思います。

 

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