アヲイ報◆愚痴とか落語とか小説とか。

創作に許しを求める私の瓦斯抜きブログ

アヲイ、三人の小説書きビトと懇談するの巻。

あまり時間が経ってしまうと、忘れそうだから早めに記事にしておこう。

日、吉田柚葉さんとの対談本『小説書きの有駄話:「きっと無駄じゃない(?)」文芸対談。』をリリースしました。多くの方に手に取っていただいているようで嬉しく思います。

この本を出すにあたり、柚葉さんとネット上で随分やりとりをしました。オンラインでこんなことができちゃうとは、ちょっと前じゃ考えられなかったことです。こういったコミニケーションは非常に面白い、どんどんやっていきたいな……とは前々から思っていたものの、当方の引っ込んだ性格と(本当は不精なだけ)、日本列島の隅っこに住んでいる関係もあり(ネット関係ないじゃん)、なかなか果たせずにおりました。

しかし3月末の頃、ふいに三人の小説書きの方々とそれぞれ別個に直接お会いする機会がありました。皆さん日頃はオンラインでやり取りしている方々です。三人が三人とも活動の矛先が違い、お話を聞くにつけ興味深い時を過ごすことができました。その時のことを忘れたくないと思うので、ここに記しておこうと思います。

 

お一人目 恭仁涼子さん御来鹿

恭仁涼子さんは主に文学賞投稿を中心軸に据えて創作活動に励んでおられる方です。鹿児島に観光にいらっしゃるにあたり「ディナーでも」とお声掛けいただいたので、「いっちょ文学の話でも」と、よろこんでお会いしました。私の周りには文学談義をできる人がほとんどおりませんから(大先輩は除く)、大変に嬉しかったのです。

初めて鹿児島訪問とのことで、ホストとしてかなーり頭を捻りました。鹿児島といったら「焼酎」とか「黒豚しゃぶしゃぶ」なんかが有名ですが、他にも「きびなご」や「薩摩揚げ」「鳥刺」……等々、はっきりいって多すぎます。食べ物以外にも、自然(桜島だの霧島だの屋久島だの)も歴史(神話だの島津だの維新だの)、鹿児島はとにかく多すぎるんです

これだけ多いと、鹿児島へのお客様を接待する時、いつも困ります。せっかくいらっしゃるからには、できれば総合的に楽しんで欲しい……。そこで、ディナーに関しては、鹿児島をまるっと味わえるようなお店をセッティングし、それを肴に文学話などを交わさせていただきました。間違いのないお店でしたよ。おすすめです。

正直ネットを通じて知り合った方とお会いするのは初めてで、緊張しつつも、「あー、これぞネット社会。ぼく、いま、現代を生きているな」と感慨深く思いました。恭仁さんはとても気さくな方で、いやはや、小林は調子に乗って結構酔っ払いまして、いろいろ口が滑りました。ええ。

 

翌日は、島津家の旧邸である「仙巌園」の観光にも同行させていただきました。

実は私も初訪問で……。どの地域にもよくある「地元民がいかない場所」ってやつ。でも行ってみると意外に居心地の良い場所でよかった。これからはちょっと地元のことも勉強しようかなと思いました。

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仙巌園名物じゃんぼ餅。味噌味めちゃうま。

恭仁さんはネット上にあまり作品を披露されてはいません。投稿サイトのリンクを。

恭仁涼子さんのプロフィール|無料小説ならエブリスタ

なお、恭仁さんとは、近々「何か面白いことをやりましょう」と話をしてますんで、皆さまご期待いただきたい。ま、期待されなくてもやるんですけどw

 

お二人目 あだちしんご氏と北千住(三年ぶり二回目)

恭仁さんとお会いした翌々日、仕事で上京することがあり、あだちさんにこちらからお誘いを掛けました。実は3年前も二人で北千住を回りました。その後一緒に九州一周したりした仲なんですが、ずいぶん久しぶりにお会いしました。

あだちしんごさんは思想家タイプの小説書きで、現在作品はアマゾンKindleで数点公開されているものの、基本的に文学賞に出すでもなく、書籍化を目指すでもなく、ただ純粋に自分の内面を手探りし、己に忠実に世界を描いていく  という方です。私はこの方の作品を読むにつけ「かくも自分の内面に向き合って書くとは」と驚きます。それはつまり危険なことです。それを承知で踏み込んでおられる。もう何年もそういう書き方をされています。実は私も、たびたび真似ようと試みるのですが、できない。危険なところまでも達しない。自分の内面を見定めるところにすら……。

お互いにさんざん小説について語り合ってきてますので、今回はあまり文学的な話をしたという記憶はありません。とにかく何か旨いものを食って旧交を温めようじゃないかと。前回同様駅周辺を三軒まわりました。

◆一軒目 「凛」和食小料理
山菜天など。やっぱり日本の食べ物は日本酒なんですよ。焼酎じゃない。

◆二軒目 「是屋」日本酒バー
北千住にもおしゃれな店があるなぁと。カップルだらけ、野郎二人は私らだけ。ここの酒のアテの旨いこと。

◆三軒目 「さかづき」ビアバー
趣向を変えて自家製ビールの横丁ダイナー。フィッシュアンドチップスはやっぱりシャケよりスズキが好い。

あだちしんごさんの作品を紹介します。平明な文体ですが、めちゃんこ砥がれています。真似できない。氏のを読んだあとで自分のを読むと、自分のがいかにごまかしで、その場限りの文章かと、情けなくなる。

暁通信

暁通信

死徴

死徴

 

お三人目 須藤裕美さんと、ついに会う。

作家の須藤さんにお会いしたのは、北千住の翌日のランチタイムでした。須藤さんと最初にやりとりをしたのは2015年の初夏ですから、4年ばかり経ってようやくご尊顔を拝することができました。

須藤さんは昨年商業出版で書籍化デビューされた正真正銘の作家さんです。また、コンテスト入選すること度々、電子書籍も多数リリースされ、私のお付き合いのある中で最大の出世頭であり、エネルギッシュ&ストイックな方です。私のようなほんわか&ぼんやりとは対極かもしれません。けれども、お会いすると、とても話しやすく、気さくで、明るい方でした。デビューしたりコンテスト受賞したりしていても、全然鼻高々にならず、立ち止まることなくド直球で挑んでらっしゃいます。お話ししてて、やっぱりエネルギーが違うなぁと、あやかりたく思いました。

ランチは自然食で。さすがに昼からトロールは遠慮。

須藤さんは恋愛ものを中心に、実に広範に筆を使い分けられる方です。電子書籍は最近合計50作になられたとか。すごい。

Amazon.co.jp: 須藤 裕美さん:作品一覧、著者略歴

須藤さんとのご縁のはじまりは、私が「アヲイ」の名で電子書籍を初めてリリースした直後に、ツイッターでDMをくださったことでした。ネットに小説を出してはじめてもらった反応でしたから、うれしいのなんのって。今だにセルフパブリッシングを続けていられるのは、このスタートがあるからといって過言ではありません。人と人との関わり合いというのは、ネット隆盛して以来、えてしてネガティブに語られがちですけど、こういう風に励ましたり高め合ったりできたら最高ですよね。

こちら、最新作だそうです。

愛してる、会ったことはないけれど。 (AINE)

愛してる、会ったことはないけれど。 (AINE)

いうわけで、3人の方とお会いしました。
それぞれ文学賞挑戦者高踏主義タイプ書籍化作家と、随分異なる方向性をお持ちです。あなたはどのタイプ? 私は「行き当たりばったり」「思いつき」etc。

いろんな価値観があって、それぞれみんな文章を書いている。それらを全て包含する、この「小説を書く」という行為の奥深さ・幅の広さを改めて感じました次第です。

三人のみなさん、どうもありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。…と、私設のちんけな過疎ブログから密かにお礼を申し上げます。
また、これから先ご縁の方がありましたら、お話を聞いたりお酒を飲んだり、いろいろむにゃむにゃ、お相手願います。

 

<追伸>

対談、まだまだダウンロードされているようです。
この機会にぜひ^^。
だいじなことなので、何度でも掲示しますよ。

あ、こっちもよろしく。

受給家族

受給家族

  • アヲイの小説作品はアマゾンキンドルダイレクトパブリッシング(Amazon kindle Direct Publishing/KDP)にて電子書籍でお楽しみいただけます。
  • kindleの電子書籍はアプリをインストールすることでPC・スマートフォン・タブレットでもご覧いただけます。アプリは無料です。【ダウンロード(Amazon)

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