あけましておめでとうございます。
年が明けました。ええ。
本年も、どうぞよろしくお願いします。
初詣いきましたか?
よくアニメとかでありますよね。カップルがお賽銭を投げて二礼二拍手、諸々済んだ後に、男の方が遠慮も無く「何をお願いしたの?」なんて聞いて、それを女の子の方が、ポッと頬を染めて「それはもう…」みたいなの。
これを訳知りの人は、「神社はお願い事をするところじゃない」と、声高に注意をする。たしかに、もともとは「願掛け」⇒「願ほどき」というのが通例で、言うなれば「神さま、今年は頑張るから見てて」と願い、結果うまくいくと「ありがとうあなたのお陰です」とお礼参りに伺う。浪曲清水次郎長伝を聴きますと、かの次郎長も金比羅山に願をかけて敵討ちを果たし、森の石松に願ほどきにいかせたくだりがあります。そういうものなんですね。
でも実際にそんな人は数少なになっちゃって、ほとんどの人が、初詣に流れ星と同じような効能を期待しているのではないでしょうか。多くの人が誤解を押し通せば、ホントの意味が霞んでくるというのは、往々にしてあるものです。「役不足」とか「情けは人の為ならず」とか、そういうのとおんなじです。
誤解している人の数があまりに多くちゃあ、引き受ける神さまの方だって、無視できないでしょう。「ウチは願を掛けられても、サンタクロースじゃあるまいし、出前はできないよ」と、言いたくもなるでしょう。けれども、めちゃめちゃ多くの声が寄せられ、ニーズがあるとするならば、そして期待もされているというのであれば、普通の感覚だったら、「じゃあちょっとやってみるか」と、なるわけです。実際、病気については、水天宮だ、薬師様だと、専門医さながらに分かれている。そう、神社はもう、Amazonのように注文を受けてすぐに発送するスタイルを求められるのです。
…と、この話を先にしておいて。
さて本年、私こと小林アヲイは、さっそくハシゴをかけました。いつもは居酒屋のハシゴしかしないのですが、今回は初詣のハシゴをしたのです。鹿児島市内の神社4社です。
初詣ってのは「初」なんだから、最初の一軒だけだろ
まあそう言わずに。
なぜこんなことをしたかというと、まったく罰当たりな思いつきでして。
近所の四つの神社にそれぞれ違うお願い事をし、一年を過ごし、最終的にどこが実現できてどこが実現できなかったか・・・御神威イヤーサーキットのスタートです。公正を期し、全か所10円のお賽銭をいたしました。
エントリー神社は次の四つ。
◆一之宮神社 願い事:「仕事」
“いちのみや”の名称通り、破格別格の神社。鳥居の形状にそれがうかがえます。昨年一番まずかった「仕事」をお願い。
◆荒田八幡 願い事:「平和」
武運をになう八幡さまに平和を祈りました。武の神だからこそ平和の大切さをご存知であると。
◆松原神社 願い事:「恋愛」
初めて詣でました。歯の神さまだそうです。上の歯・下の歯のような噛みあった関係を願ったと(こじつけ)。
◆照国神社 願い事:「健康」
鹿児島市内で一番でっかい神社で、島津斉彬公を祭っています。つまり神代の神社では無いのです。とにかく参拝者が多いので、叶えるのも大変でしょうから、まだ若い私の中で比較的リスクの少ない部分を願掛けてまいりました。
大願成就でうまくいったところには来年500円の賽銭を、まずったところは別の神社と入れ替え(神社だけに「ジェイ2」降格)の予定です。
年末に結果発表します。
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さて、年の瀬ぎりぎり12/31に、KDP一冊リリースしました。
- 作者: 小林アヲイ
- 発売日: 2018/12/30
- メディア: Kindle版
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中身は過去に投稿サイトに出していたのとおんなじです。
今回新たにつくったといえば、あとがきを少々と、表紙です。
イイ感じに憎たらしい絵が描けたと思います。ポップなイメージでつくりましたが、内容との乖離が甚だしい気がします。でも、やっぱりこういう表紙の方が手に取っていただきやすいのではないでしょうか。元旦からでましたよw
今年は多作でありたい。もうすでに、新作プロットにとりかかっていますよ。