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創作に許しを求める私の瓦斯抜きブログ

温泉記。その5<湯周遊:鹿児島市内中央部>

変わらず、平日の昼間に温泉通いをしている。週4くらいのペースである。久しく自宅の風呂場を拝まない。

銭湯や温泉についてはまだほんの駆け出しだから、今は何にでも感動できる。昔からの湯道楽にとっては「何をそんなに」というようなことでも、心から喜んでいられるのである。

もしかすると今この時が、温泉趣味人として最も幸せな時かもしれない。ズブの素人だからこそ感じられる豊かさを、今のうちに存分に味わっておきたい。きっとそのうち「あそこは循環だからどーのこーの」とか「あそこはカルシウム成分が云々」とか、薀蓄を並べる嫌な奴になるだろうから。どうして野郎ってのは、物事をデータベース化しようとしたがるのかね? そうはなりたくないなあ。

 

て、無邪気な私が最近キャーキャー言っているのは、ひとつの気付きである。それすなわち、「比較的近所にある銭湯や温泉は、温度や泉質が似ている」という気付きだ。きっと地面の下で湯脈がつながっているんだろう。当たり前っちゃア当たり前なのだが、そんな当たり前のことで、今の私は大変満足なのである。

鹿児島市内中央部・鴨池地区周辺の温泉は、基本的に塩がキツくて結構熱い。長時間は入っていられないが、湯冷めしないことと肌への優しさは抜群だ。肩こり腰痛にはすごく効く。髪なんかサラッサラになって、リンス要らずである。

今回は三つの温泉をご紹介。

 

◆竹迫温泉

鹿児島市内でもっとも古い温泉と言われている。リニューアルされて非常に清潔である。湯船が三つ、深風呂・泡風呂/電気風呂・水風呂の三つ。入浴に特化しているのか、あまりこじゃれた感じはしない。特に広くも無い。けれども湯量が豊富でどっぷりと浸かった時の満足感は、他の追随を許さない。

脱衣場は非常にきれいで、涼やか。棚や床の色合いも落ち着いていて「よいなあ」という感じだ。
だが、サッシを開けて湯殿に入ると、なんというかこう…全体的に造りがドッシリしている。湯船のヘリや、掛け湯の壁などどこもかしこも分厚く、頑丈そのもの。入浴するおっさんたちもみな無心でわっせわっせと己を磨いており、心なしか面構えも凛々しい。硬派な風呂である。

  • 湯銭:390円
  • ドライヤー:20円
  • ロッカー:鍵付き無料

 

◆温泉錦湯

路面電車の通りからすぐ入ったところにある。
とても広くて、明るく、きれい。
湯船も広い。岩風呂、ゲルマニウム風呂、パルス風呂など。
湯量豊富、塩がきつめで、高い入浴感を得られる。

広くて明るいので解放感に溢れている。
湯殿に入ってすぐのところがガランと広い。タイルの上に仰向けになって手足を伸ばす爺さんたちが続出している。みな隠すところを隠そうともせず、極楽往生を手元に感じて恍惚とした表情を浮かべている。思わず合掌してしまいそうな光景だ。

  • 湯銭:390円
  • ドライヤー:3分10円
  • ロッカー:鍵付き無料

 

◆中村温泉

通りから奥まったところにある。入り口の重厚な「中村温泉」の石碑が印象的だ。
中は非常に広い。奥から岩風呂、寝湯、パルス湯、電気風呂など。「ぬる湯」という表示があるが、比較的熱い。

立地しかり、平日の昼日中に行くと穴場感がただよう無人っぷりだが、鏡の数から予想するに、ピーク時は相当入るのだろう。湯船もドカッと広く、大人数仕様。地元民に愛されているのがよく解る。ここも広いので爺様の甲羅干しを拝むことができる。

  • 湯銭:390円
  • ドライヤー:20円
  • ロッカー:鍵付き無料

取りあえず今回は、こんなとこ。
また掲載していきます。

最近は、手首が両方ダメになっているのと、それをかばったせいで左肩・左肩甲骨の凝りがひどい。温泉は息抜きとガチの療治になりつつある。
目下、次作小説BGS(仮)は原稿用紙で170枚程度の進み具合。プロット的には半分くらいまで達したかと思われる。けど、9月末完成はちょっとムリかなと思います。

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